ただの雑記

内容は妄言です

オーズの話がしたすぎてオタクと酒が飲みたい①

唐突なんですが今めちゃくちゃオタクと飲みたいんですよね。
なんでかっていうと最近見始めて一週間くらいで走り抜けてまだわたしの中でトレンドが続いてる、仮面ライダーオーズの話がしたいから。
久々にここまで熱を入れてるし鬱々としてた時期だったのに今じゃ考えてるだけでめちゃくちゃ人生楽しいんですけど全然その熱を共有できない…


いや別に特撮知ってる人じゃなくていいんですよ、私はただただ聞いてくれる人相手にオーズについてくだをまきたい…
なんでオタクがいいかって最近気づいたんですけど、オタクじゃない人って基本プレゼン聞いてくれないんですよ…聞いてくれたとしても興味のなさが露骨でしんどい…

これはただの持論なんですが、オタクって基本何かを語りたい人なんですよね。お互いそれがわかってるからこっちの話も聞いてくれるし向こうも水を向ければ語ってくれるというか。A∪Bな話でも重なってる部分を広げようとしてくれるイメージがある。あ、今ベン図を想像してほしいんですが。唐突やな…?
非オタ、と言ったらあれですが、そうじゃない方って会話じゃないと楽しんでくれない感じがしま…しません? お互いが知ってる世界の中の話、A∩Bじゃないと愛想笑いして別の話に持っていこうとされるんですよ…(偏of見)


前置きが長くなりました。ということでオタクと飲みたいけどオタクの友達が少ない悲しさからオタクと飲んでるつもりで独りでオーズの話を壁打ちしたいと思います。

基本酔っ払いがぐだぐだと喋ってるだけなので多分脇道逸れたりしまくりそうですし本編と妄想がごっちゃになってる気がする多分支離滅裂。間違ってても酔っ払いだからな…との温かい目でお願いします。
まぁキレだす酔っ払いとかセクハラ酔っ払いとかと違って害はないから。多分。ネタバレとかは普通にするけど。バリバリ最後まで語るけど。


*何で唐突にオーズ見たの

そこから喋るんですか。だって喋りたいからね。今酔っ払い(※素面)だから。
いやほんと怒らないでほしいんですが、課題のBGMで…Mじゃないな。まあいいか。
取り掛かるのが遅い人間なので、課題しようと椅子に座ってもTwitterとか開いちゃうんですよね(クズ)。なんで最近アマゾンプライムで適当に動画流すことから始めるんですよ。で、その片手間に課題し始めて、がちで集中したくなったら動画を止めるの。まぁオーズは課題やる手のほうが止まry

ロボとかアクションアニメが好きなんでだいたい未視聴のガンダムシリーズとか見てたんですが、ふと思い立ったわけです。そういえば信頼できるオタクにライダーシリーズ勧められてたけど見たことないな…と。課題めちゃくちゃ詰んでたし研究進まないし鬱気味で、気分変えたいなと思っていたさなかでした。
特撮ジャンル自体の存在は知ってましたし幼児時代はリアタイしてたしその頃の将来の夢はギンガブルーだったし、学生時代も父が見てたのちらっと見たことはあるんですが、なんとなく苦手意識がありました。
というのも、海外アクション映画もそこそこ見てるからです。MCUに慣れた眼がそんな…毎週やってる子供向け低予算CGアクションなんて見てられなくね? と。演技も棒らしいしジャニ系のイケメンより海外の美人俳優が好きだし()
まぁでもBGMですから。むしろそこまで面白くて眼を取られたくないわけで。いっぺん見てみるか、みたいな。いやほんと今じゃこの時点のわたしをぶん殴りにいきたいんですが。
何でその中でオーズか。古すぎると女優さんのメイクが古すぎたりCGがアレで見づらいかなと思ったので(これも後に龍騎を見て覆されることになるのだがそれはまた別の話である)平成二期とやらにしておこうと思って、で、記憶を掘り起こした結果の決定打が

アンク役の方、びっくりするほど顔が良い。

ほんっっっと不純!!!!!!でもその記憶だけはあったくらい印象的だったんだよ多分!!!!!!!!あとでもなんか最後は知ってた。
から、興味は持っても推さないでいようと思ってたのにKONOZAMAです。最後どうなるのか知りながら推してしまうことが多すぎて良くない。アインダルトンとか(※唐突な鉄血のオルフェンズ


*あらすじ

いやこんなぐだぐだをまだ読んでらっしゃる方、絶対新規で沼った愚か者を見てニヤニヤしたいだけだと思うからこれは良いでしょ。そうじゃなければwikipediaでも見てください。というか一話を見ようだいたい前提はわかる。たぶん。
といいつつちょっと喋るんですけど。喋りたいからね。

テーマは「欲望」。重いな? そして一言でいうとストーリー軸は「メダル争奪戦」。同系色10枚で1セット7種類のコアメダルと、銀色で人の欲望から際限なく生まれるセルメダルの二種類あって、800年前に錬金術師たちが作り上げた、ナンカスゲーヤツとでも思っておけば大丈夫です。これを狙う勢力がいくつかある。

一つは「グリード」と呼ばれる怪人たち。彼らは10枚1セットで作られたそれぞれのコアメダル(鳥系、昆虫系などの種類がある)から1枚抜き取り、一枚足りない状態にしたことで常に「足りない」「満たしたい」と思う怪人として生じた。
彼らが現代に、それぞれコアメダル数枚で覚醒し、「自分の他のメダルを集め完全体として復活したい」という欲望を持ち、そのために無慈悲に人を利用して怪人・ヤミーを生み出していわば強化アイテムのセルメダルを始めたことから物語が始まります。

対抗するのが、主人公の人間・火野映司。グリードでありながら腕一本コアメダル1枚という貧弱な状態で復活してしまった怪人・アンクによって仮面ライダーオーズに変身するためのベルト及びメダル(3枚入れることで頭・腕・脚を特有の形態に変身出来る)を与えられ、お互い不本意ながら共に戦いに身を投じることになります。

さらに、第三者的にメダルを集める機関・鴻上ファウンデーション。世界を守るためにそこに所属する青年・後藤慎太郎や1億円稼ぐため仮面ライダーバースとして戦う男・伊達明らが所属しています。

そして我らがヒロイン・泉比奈。彼女は不完全な復活を遂げたアンクに兄の体を利用され、物語に巻き込まれていくわけです。

…なんか色々言い切れてない気はするんですが、ま〜長くなるんでこんなところで。



*一本筋の通った物語構成が巧すぎる

オーズ見て最終話まで走り抜けて一息ついて、まずびっくりしたのがコレ。震災などの影響で話変わりまくったとかマジで???ってなるくらいめちゃくちゃに話の構成が上手いと思った。主観だけど。構成って言うのかな? 繋がりというか。一本の道筋というか。
多分色々と話に余裕を持たせ、どの方向性に向けてもおかしくない広さを与えつつ筋をぼんやりとはさせずまるで初めからそこを目指していたように収束させる、ライブ感を名乗っていいのはこれが出来る人だけなんだろうなと思うなどした。
ほらオリジナルアニメとかライブ感名乗るの好きじゃないですか…まあこれは色々な恨みが籠もってるのでこの話はしないんですけど…

まぁでもその話するには多分先に関係性オタクとして映司とアンクの話したほうが楽な気がしてきたから先にそうします!!!!!(筋道を通した話が出来ないオタク)



*映司とアンク

と比奈ちゃん、がオーズとしてオーズの関係性だと思うんですけど(なんのこっちゃ)実際に一番美しすぎる表裏だなと思ったのがこの2人なので先にその話をします(筋道をry)

具体的に感動したのがまずやっぱり、人間と怪人が反転していく構造。仮面ライダーWという真正面から取り組まれた相棒物とは異質な、打算による共闘関係。互いに変質していきながらも最後まで同一化しない、人と人外。
そのあり方としてこれ以上ないエンディングを突きつけられたなと思った。衝撃だった、個人的に。


一見して楽観的でおおらかでちゃらんぽらんなフリーター、でも正義感に溢れた人間、のように見えた火野映司。でもよく見ると、かなり言動はおかしい。一話から躊躇いなく怪人に拳銃をぶっ放し、挙げ句「あちこち行ったけど、楽して助かる命がないのはどこも一緒だな!」。謎の浮かぶ腕からベルトとメダルを受け取り、躊躇なく変身。何もんだよ。

と思っていると、大物政治家の息子でありながら世界各地で慈善活動を行っていた過去が次第に明かされていく。が、とある村で内戦に巻き込まれ、救おうとした少女は目の前で爆死。
しかもその内戦はまさに映司の寄付金によって賄われていたことが発覚、父の指示で独り助け出された映司は村を救った英雄として父親に利用される。本当は誰一人救えなかったのに。

重い!!!!!重いよ!!!!!!????ニチアサってこんなんなのかよ!!!!!!!!

こうした経緯で(この経緯説明もまた、主人公1人に語らせるんじゃなくて伊達さんがいて初めて染み出していくのが上手いなぁと思うんだけど。自分から心配かけたくない人、映司の救う対象に話す内容じゃないもんなぁ(後述))、映司は欲望を封じ込め、自分の手の届く範囲で人を救うことに執心する。けど、その異常性、狂気と言っていい姿は徐々に明らかになっていく。


わかりやすいのがユニコーンヤミー回(35,6話)。夢を食う怪人だから各人の夢が可視化される。たとえば比奈ちゃんの夢はデザイナー。可視化された服が千切られ、好きだったものが好きでなくなってしまう。
ところが映司の可視化された夢は、地球そのものだった。地球上すべてのものを救いたい。無限の力がほしい。あまりにも大きすぎる夢であり、それはもはや欲望だ。夢なんてのは人間が欲望を都合よく言い換えただけのもの、そこに綺麗も汚いもないと、欲望の化身であるアンクも言う。
大きすぎる欲望に恐れをなし、ユニコーンヤミーも映司の夢を破壊できず、オーズに倒されることになる。


それから映画、将軍と21のコアメダル。まさかの暴れん坊将軍コラボとかいう頭に?しか浮かばないやつなのに、内容はめちゃくちゃオーズそのものだから絶対見てほしい…出来れば最終回後じゃなくてなんか中盤のいい感じのところがいいかなぁ
色々あって江戸時代に飛ばされるんだけど、「家族だけは返してやる」と敵に言われる映司。群衆がざわめくなか承諾する映司。しかし敵が「映司の思う家族以外」を殺したはずなのに、全員そこで生きている。
そう。地球上の人間全員家族だと、本気で思っているのである、この男。やっべぇ。


さらに、恐竜コアメダル、新造でグリードのいないコアメダルを入れられたことで、身体的にも映司は怪物に、グリードに変質してゆく。しかも映司はその力を拒まない。自分が変質していくのは怖い。メダルの力で暴走してしまうのも困る。それでも、それを上回って力が欲しいのだ。地球上の人間全員を救うために。
映司にとってすべての人間は、救う対象だ。それは仮面ライダーバースに変身出来る伊達らであっても例外ではない。強力な力を手にする時、映司は彼らに「下がっていてください」と言う。映司の手は仏の手だ。救うためだけにあり、自分が救われることを望まない。
オーズに助けを求める人がいる。その限り映司は、自分がどうなろうとも走り出す。「やめて! 映司くんは神様じゃない!」。この比奈の慟哭がすごく好き。ヒーローの矛盾を的確に突く言葉だ。誰だって自分が一番救われたい。誰だってヒーローを求めている。ヒーローがそんな人々を救って、じゃあヒーローは誰が救ってくれるというのだろう?


すべての人間を救う対象と見做す男の隣に並び立てるのは、人外だけなのである。


ここにきてアンクの設定が効いてくる。それはもうすごく効く。
先述の通りアンクはグリードである。ちなみに鳥系。いわばメダルの塊だ。そして初めから映司に対して宣言する、お前はメダルを集めるために利用しているだけの存在だと。
しかもコイツ、復活出来たのが腕だけだからって比奈の兄・信吾に取り付いて離れようとしない。もっとも信吾も重傷を負っており、初期はアンクがいないと死んでしまうのだが。ついでに性格も自分勝手で傲慢不遜。人の命よりメダルに執着する。これはグリードの性質とも言えるのだろうけど。

こんな奴を救ってやる必要があるか? いやない。正直言うとめっっっちゃ美人だしラストを知ってるしいちいちいじめられがちに見えるからってすごい個人的には最初から応援してたんだけどそいつは視聴者の判官びいきってやつだ。

アンクが映司をメダル集めに利用する一方で、力を与え、的確にメダルを管理し状況にあったメダルを渡すナビゲーターとして映司もアンクを利用している。そのほうがお互い有利だから。
ツーマンセルを組んではいるが、その間にあるのは友情とか親愛とかいう美しいものでは全くない。明確にあるのはせいぜいアイスキャンデー1年分とかいう契約であり、認めているのはお互いの実力だけだ。相棒というのすら個人的には抵抗がある。

しかし、アンク自身や彼らの関係も、徐々に変化していく。この絶妙な変化のし具合も一年間という長い時間を積み重ねたからこそ丁寧に表現出来るんだなぁと感慨深いしこれがドラマの醍醐味だなあと思ったりもするのだけど。
映画とかとは違う良さだよね。それぞれ良さがあって、豪華さとかの一面で比べるのって愚かだったなと気づいたりもしたんだけど。

乱暴に投げ渡されるばかりだったメダルを手で渡したり。疲弊した映司を引き起こしたり。果ては、勝つために自分の鳥系コアメダルを預けたり。さらに、映司が住み込みで働くレストラン・クスクシエでの交流を通して、アンクは少しづつ「人間じみて」くる。映司の怪物じみた本性がゆっくりと滲み出してくるのと相反して。
しかしそれでも、映司が優先するのはメダルより命だというスタンスは変わらない。たとえメダルがアンクにとって命のようなものだとわかっていても。なぜならアンクは人間ではない、比奈の兄に寄生した化け物だから。


アンク、というメダルの塊は、すべての人間への救済機構である火野映司の手のひらから掬い取られなかった、それでいて彼らとの交流を通して限りなく人間に近い存在になってしまった、唯一無二の化け物だ。
そしてその手からはみ出した、またはみ出すことを選んだ存在だからこそ、彼の隣に立ち、そして彼を救うことが出来るたったひとりの存在なのだ。


…………エモすぎじゃないですかこんなの……………(本音)



と、まで書いたのですがあまりにも長いな…と思ったので今日はここまでで。まだまだ続きます。たぶんね。

モアナと伝説の海が最高だったというだけ


モアナがめちゃくちゃ良かったので感想文です。

ネタバレありですが特に詳しく内容説明もしてないのでわかりづらいかもしれません。そしてさっき見てきた一個人の感想にすぎませんご容赦、制作側の意図とか一般的解釈とか全く見てないです



話全体としてはすごく王道な冒険譚でした。RPGにできそう。始まりの島からの旅立ち。海の各地を回り仲間を得て、中ボスを撃破していき、仲を深めるイベントや笑いを取っていくポイントもある。仲違いに仲直り、主人公の成長、ラスボス戦。そして凱旋、新たなる旅立ち。骨格はまじでゲーム。そして王道。
まぁ例によって日本の宣伝のように「ほんわかした海の物語☆」みたいなのではないんですけど。海と戯れてるシーンより海と闘ってるシーンの方が多いです。最高。


王道、というと忌み嫌われるかもしれませんが、王道って面白いから王道なんですよね。最近鉄血のオルフェンズとかいう王道の逆を敢えて突っ走るぜ!面白いかは知らないぜ!みたいな作品に振り回されてるので「あ〜〜こういうのが見たかったんだよ…そうだよこれだよ…これが好きだ…」と思うと、もうね、それだけで最初の方から何故か涙が出てしまった。情緒不安定かよ。来週推しが死にそうなんで不安定なんです、察してください


映像もさすがのディズニー、半端ねぇ。どことっても美しい。金があるっていいな。金がかかっていそうな映画は良い、悔しいけど良い。すべて良いとは限らないが金がない邦画とかと比べて「良い」と思う率は高いと思う。
でも正直それだからこそ、これをすごく面白いと思ったのはめちゃくちゃ悔しい。ディズニーだなんて既に大量に売れているだろうブランドより新進気鋭の売れてない映画を推していきたいし売れさせたい。
判官贔屓ってやつですよ。まだロングランしてる君の名はより一ヶ月もなく終わりそうなアサシンクリード八月の鯨の人にも見てないと言われてしまったキングオブエジプトが売れてほしいんだ。

まぁわたしはそこまでコアな映画おたくとは到底言えないんでそういうのはすごい人におまかせするんですけども。一番好きな映画のシリーズはスター・ウォーズですよ。どうせにわかですよ。でも好きなんだ。


あとマッドマックスとか言われてたのもわかりやすすぎて思わず吹き出した。なるほどこれはマッドマックス以外の何者でもない。見たらわかる、絶対わかる…大好き…



その中で個人的に感銘を受けた話をつらつらするんですけど


モアナは「女の子」ではないんだなと。


なんと言えばいいんだろう。
例えばモアナは幼いころから外洋に憧れていて、何度も小舟に乗り込もうとするのだけれどそのたびに父に止められるんです。でもそれって、モアナが女の子で危ないから、というわけではないんですよ。父も昔外洋に出ようとして、失敗し親友を失った苦い経験があるから。「女の子だから」駄目なんじゃないんですよね。


モアナの生きる世界に男女の役割の違いなんてないんじゃないかな。父が族長であるモアナは次期族長になる。男子相続ではない。ただ、族長の子だから。モアナ自身も自身が女であることを一欠片も気にしようとはしません。わたしはモアナ。モアナであることを作中で高らかに彼女は宣言します。他の誰でもない、わたしはモアナ。個人が個人であることの誇り。


最近のディズニーの女子は確かに強いんですけど、「女の子だけど男の子に負けないくらい」強い、って感じがどこかにあった気がする。モアナにはその「」はありません。ただただめちゃくちゃ強い…戦闘もサバイバルも強い格好いい…惚れる…

確かに仲間である男性のマウイに頼ろうとするシーンはあります。でもそれってマウイが男だからじゃなくて、マウイが神だから、神の力を持っているからに過ぎない。しかもぶっちゃけ神じゃなくてもモアナの方が色々とタフで強いし一人で行けそ…もごもご


そして恋愛要素もない。アナだってなんだかんだで男とくっついちゃってエルサと百合じゃねぇのかよ、くそぅとか思ってしまったこともありましたしズートピアもファンフィクが大の盛り上がりを見せるくらいにはくっつくかな?感があったように見受けられましたが。
モアナはくっつかなかった。お互いくっつく気もなかった。ありがとうディズニー。ありがとう。好き。恋愛じゃなくたって男女に女女に男男に絆があっていいんですよ。ハピエンイコール結婚じゃねぇんだこの世界は。


モアナが海に憧れる少年であっても、マウイが自分勝手な女神であっても、どんな組み合わせでも多分この物語は通用するんじゃないかと。重要なのはそこじゃない、モアナがモアナで、マウイがマウイであることなんだ。海に選ばれし子じゃなくたって、神に授けられし釣り針がなくたって。



この映画を幼い頃から見て育つことが出来る女の子たちを羨ましく思います。男女の違いなんてなくていいんだ。女の子だから王子を待たなくたっていい。自分の脚で立って、自分の手で海に漕ぎ出していいんです。それに男女は関係ない、あなたがあなたであればそれで良いんだ。


こんな文を書いてしまうこと自体男女の枠に囚われているんだなぁなどとは思いますがね。そしてこの話はモアナの物語の主題でも何でもないんでしょうけど。でもとりあえずこうしてわたしはモアナの世界をすごく良いなと思った次第です。まる。